ユニットバスの経年劣化が目立ち、リフォームを検討している人に耳よりの情報です。
実はユニットバスの種類によっては、ユニットバス交換などのリフォームより、塗装による補修のほうが、安価に劣化前のような美しい状態を取り戻すことができます。
交換には少し勿体ないと感じている方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
なぜユニットバスに塗装が有効なのか
ユニットバスの浴槽塗装が有効な大きな理由は、ユニットバス交換のように大掛かりな工事にならないという点が挙げられます。
一般的なユニットバスの寿命は、おおむね15年から20年程度とされています。
しかし、浴槽以外の部分がきれいな状態であれば、交換することは時間と費用の無駄になります。
浴槽のみの劣化であれば、塗装だけでも十分にきれいな状態になりますので、交換を検討する前に塗装を視野に入れてみても良いかもしれません。
とはいえ、ユニットバスの浴槽塗装はプロでも施工を断る場合があるほど難しいとされています。
業者選びは慎重に行なうようにしましょう。
専門の業者が対応すれば、当然剥がれてしまったり、不自然な仕上がりになったりということもありません。
新品と交換したような、美しい浴槽に生まれ変わるでしょう。
ユニットバスを塗装したほうがいいサイン
ユニットバスの塗装を検討するタイミングとして、自宅の浴槽が以下の様な状態になっていないかチェックしてみましょう。
これってもうだめ?浴室塗装のサイン!
- 塗装が古くなって浮いてきた
- カビの発生が頻繁になってきてしまった
- 清掃で取れない汚れが増えてしまった
- 浴槽が変色、劣化してしまった
こうしたサインが出たら、浴槽の塗装を考えましょう。
また、これ以外にも、一定の年月が経過したら塗装しなおすなどの目安を設けておくのも、きれいで汚れ難い浴槽を維持するポイントとなります。
ユニットバスを塗装するメリット
浴室塗装のサインが出たときに浴槽を塗装するメリットは、ただきれいな浴槽を取り戻せることだけではありません。
きれいになるだけじゃない!塗装のメリットとは?
- 交換などのリフォームよりも安価
- 施工期間が短い
- 浴槽の耐久性が上がる
- 微細な傷、ヒビ、破損もカバーできる
- 塗装色の変更ができるので、好みの色で新調したようになる
塗装により浴槽が新品同様のきれいな状態になるのは勿論ですが、加えてカビの抑制や防水性の向上につながるため、清掃もしやすく清潔な状態が保ちやすくなります。
また、ユニットバスを全部取り替えてしまうより費用が安く、施工期間も短く済むのも嬉しいポイントです。
浴槽コーティングも効果的
浴槽の状態が悪くなってしまっているものをきれいに再生させる方法として、浴槽コーティングもおすすめです。
劣化を補修し、綺麗にするだけではなく気分転換もできます。
詳しい内容や費用に関しては、こちらからご覧ください。
浴槽を新品同然に?汚れ対策もできる浴槽コーティングとは?
ユニットバスの塗装にかかる費用
ユニットバスの塗装をする場合、発生する費用はおおむね15万円から40万円程度です。
費用はユニットバスの材質や大きさなどによって変わってきます。
対して、ユニットバスの入れ替え工事となると、その費用は最低でも50万円、高額の場合は150万円になることもあります。
ユニットバスの塗装は、入れ替え工事の半額以下でできるのです。
ユニットバスを塗装する際に確認しておきたいこと
まず、ユニットバスを塗装する前に確認しておきたいのは、ユニットバスに使われている素材や、ユニットバスの構造(取り外し式か否か)などです。
塗装を業者に依頼する際にも、ユニットバスの素材を把握しておくことは大切です。
また、取り外し式のユニットバスであれば、入れ替えを検討してもさほど費用がかさみません。
そのため、入れ替えの選択肢も生まれます。
ほかにも、3点ユニットバスなら陶器部分は塗装ではなく、クリーニングが必要な場合があります。
さらに、部品やパーツの破損があれば、ユニットバスのメーカーを把握しておかないと適切に対応できません。
確認しておきたいこと①ユニットバスに使用されている素材
ユニットバスには、塗装がしやすい素材とそうでない素材が存在します。
ユニットバスによく用いられるFRP(Fiber Reinforced Plastics=繊維強化プラスチック)や人工大理石は、塗装がしやすい素材とされています。
これらの素材であれば、ユニットバス塗装を実施することで、カビの抑制効果、防水効果が期待できるうえ、傷や剥がれも起きにくくなり、耐久性が上がります。
しかし、ホーローやステンレスといった素材は、非常に塗装しにくい素材です。
なかでもステンレスは、浴槽に使われる素材のなかで最も塗装が難しいと言われており、塗装しても短期間のうちに剥がれてしまう可能性があります。
ユニットバス塗装をする前に、自宅の浴槽は塗装が適切な素材なのかどうか把握しておくことが重要です。
確認しておきたいこと②一体化式か取り外し式か
ユニットバスが壁や床などと一体になっている一体化式の場合は、浴槽のみの入れ替えはできませんし、全体を交換するとなれば費用が高くなってしまいます。
一体式のユニットバスでは、塗装を選択するメリットはなおさら大きいといえるでしょう。
浴槽のみが取り外せる据え置き式や、取り外し式と呼ばれるユニットバスの場合、入れ替えにしてもそこまで費用が掛からない可能性があります。
これらの構造のユニットバスでは、塗装を選択するメリットはそこまで大きくないかもしれません。
確認しておきたいこと③3点式ユニットバスかどうか
バスとトイレが一体になっている3点ユニットバスでは、洗面台やトイレはクリーニングか入れ替えが必要です。
そうしたケースでも、浴槽だけは塗装とすることで、全体のクリーニングや入れ替えよりも、リフォーム費用を安価に抑えることができます。
確認しておきたいこと④ユニットバスのメーカーはどこか
ユニットバスのメーカーを把握しておくことで、万が一部品などに破損があった場合、それだけを取り寄せて交換できる可能性があります。
ユニットバスの塗装を依頼する前に、念のためどこのメーカーのものであるかを把握しておきましょう。
ユニットバス塗装の業者を選ぶポイントとは
ユニットバスの塗装は非常に難易度が高く、業者選びを失敗してしまうと塗装後も短期間ですぐに剥がれてしまうといったトラブルが発生してしまいます。
ある程度の年数の実績があり、ユニットバスの塗装を専門に扱っている業者を選ぶようにしましょう。
塗装のカラー変更が可能なのか、浴槽や床に穴を空けてもきれいに塞げるかどうかや、施工した塗装に対してある程度の年数の保証期間があるかどうかも重要です。
これらの条件を確認したうえで、施工事例の写真などを見せてもらって検討しましょう。
浴槽塗装でいつまでもきれいなバスルームに
お風呂場も定期的にメンテナンスをすることで、長くきれいな状態で使うことができます。ユニットバスの種類によっては、浴室塗装で新品同様の状態に蘇らせることも可能です。
ユニットバス全体を交換するリフォームでは、高額な費用が必要となってしまいますが、塗装という方法を採用することで、耐久性をアップさせながら、美しい状態を復活させることができます。
浴槽塗装を考えているのでしたら、バスシステムデザイン研究所の既存の浴槽に塗装を施してきれいにする、ヌリフォーム®工法がおすすめですので、ぜひご利用ください。