より快適に入浴するためには、浴室リフォームがおすすめです。
しかし中には「リフォームするんじゃなかった」「前のお風呂の方がよかった」などと感じている人もいるようです。

浴室のリフォームに際して、実際どのような失敗が起こりうるのでしょうか。
本記事では、浴室リフォームの失敗例や後悔しないために知っておくべきポイントについて解説します。

浴室リフォームで失敗することはあるの？

浴室リフォームでは「こんなはずじゃなかった」といった失敗が少なくありません。
例えば、以下のような失敗が起こっています。

  • イメージと違った
  • カビが発生しやすくなった
  • 使いにくい
  • 追加工事が発生した

失敗の主な原因は、リフォームの目的が曖昧だったこと、生活背景を考慮せずにリフォームしてしまったことなどです。
リフォーム後に後悔しないためにも、事前によく調べて検討することが大切です。

浴室リフォームでよくある失敗例

ここでは、よく耳にする失敗例について具体的にご紹介します。
リフォームを検討中の方は、参考になさってくださいね。

失敗例① 思った以上に狭い

最近は、断熱を目的とした浴室リフォームが増えています。
断熱性を高めるためには、壁の間に空気の層を作ったり、断熱材を設置する必要があります。

その分浴室の壁にも厚みが出て、全体的にリフォーム前よりも狭くなってしまうことがあることを理解しておきましょう。

失敗例② 一気にカビが増えた

浴室はカビによるトラブルがつきものですが、リフォーム後すぐにカビだらけになってしまっては元も子もありません。

しかし、壁紙や床材を変更したせいで、カビが大量発生してしまうケースがあるのです。
とくに木材を採用したり、継ぎ目の多いデザインにした場合などに多いようです。

デザイン性だけでなく、素材や性能にも気を付けましょう。

失敗例③ 使わない設備が多い

浴室リフォームを検討する際は、どれも魅力的に見えてオプション機能を追加してしまいがちです。
しかし実際はほとんど使わず、メンテナンスの手間ばかりかかるということが少なくありません。

またオプションを増やした分、コストもかかっているはずです。
検討する段階で、本当に必要な機能であるのか見極めることが大切です。

失敗例③ 追加工事が発生した

リフォームに追加工事が発生するのはよくある話です。
とくに水回りは壁や木材が思った以上に傷んでいることも多く、結果的に予定以上の大掛かりな工事になってしまうことも珍しくありません。

しかし、普段からリフォームを請け負っている業者や会社であれば、ある程度予測できるはずです。
見積もりの際は、その可能性についても確認しておきましょう。

浴室リフォームで失敗しないために注意したいポイント

先にご紹介した失敗例は、検討する段階でしっかり確認しておけば防げるミスばかりです。
業者に相談する際、どのような点に注意すべきなのか、具体的に知っておきましょう。

ポイント① 実物を確認する

リフォーム後の浴室をイメージするためには、メーカーの展示場などで実物を確認するのが一番です。

実際に組み立てられた浴室に入ることができるので、購入前に一度は足を運んでおきましょう。
その際、浴室全体だけでなく浴槽のサイズ感も合わせて確認しておくと、失敗が少なくなります。

ポイント② オプションの必要性を見極める

無駄な費用をかけないためにも、本当に必要な機能だけを見極めることが大切です。
最近は浴室機能がかなり充実し、次から次へと目移りしてしまうほどです。

しかし「使うかもしれないから」という気持ちでオプションを付けてしまうと、コストがかさむだけでなく、メンテナンスの手間もかかることを知っておかなければなりません。

検討する際は、「欲しい機能」ではなく「必要な機能」に絞って考えるといいでしょう。

ポイント③ 機能性も考慮する

デザイン性だけでなく、機能性やメンテナンス方法についても考えておかなくてはなりません。
例えば、床材としてタイルや天然石材を用いるとデザイン性に長けた浴室になりますが、高齢者や小さなお子さんがいる家庭では転倒の可能性があり非常に危険です。

また、とくに寒冷地ではひんやりしない床材を選んだ方が、冬場も過ごしやすくなります。

ポイント④ 浴槽のサイズを確認する

浴槽は、家族の人数やライフスタイルに合わせたサイズを選ぶのが基本です。

不必要に広ければその分光熱費がかかりますし、反対に狭すぎると十分にくつろぐことができません。
中には、奥さんが半身浴のために段差のある浴槽を選んだところ、旦那さんは背が高く足が伸ばせなくなってしまった、などというケースもあります。

サイズに限らず家族でよく話し合って決めると、その後のトラブルも減らせるはずです。

浴室リフォームで失敗しない業者の選び方

浴室のリフォームで失敗しない業者を選ぶためには、まずいくつかの業者を比較することが基本です。
複数の業者に見積もりを依頼することで、工事内容や費用相場に加え、対応の迅速さや柔軟さが見えてくるでしょう。

何より注意したいのは「他より安くします」「今なら値引きできます」といった甘い営業トークです。
いくら条件が良くても、その場で契約させようとする業者は非常に危険です。

最初から値引き分を上乗せしていたり、追加工事として高額な費用を請求されるといったトラブルが後を絶ちません。
工事内容や考えられるトラブル、追加費用などについて分かりやすく説明してくれる業者を選ぶことがポイントです。

ポイントを押さえてみんなが満足できるリフォームをしよう

いかがでしたでしょうか。
この記事を読んでいただくことで、浴室リフォームの失敗例や注意点、業者の選び方についてご理解いただけたと思います。

失敗例を知ると不安を感じる方もいるかもしれませんが、ポイントを押さえておくことで、失敗は防げます。
信頼できる業者を見極め、家族みんなが満足できる浴室リフォームをしましょう。

浴室リフォームを検討されている方はぜひ弊社にお問い合わせください。