長期間団地に住んでいたり、ある程度築年数の経過している団地に入居したりすると、気になるのが浴室の劣化です。
大掛かりなリフォームとまではいかなくとも、浴室の状態を改善する方法が何かないかと探している人には浴室塗装がおすすめです。
塗装で見積もりをした結果、高額であっても状態によっては相場の可能性があります。
今回は団地の浴室塗装について、注意点や費用相場、塗装が必要なサインについてご紹介します。
目次
団地の浴室を塗装する際の注意点
団地は、あくまでも所有するオーナーのものです。
当然ですが、塗装をする場合は許可が必要であり、他にもいくつかの注意点が存在します。
トラブル回避のためにも、団地の浴室を塗装する際の注意点を、事前にしっかりチェックしておきましょう。
注意点①勝手に修繕を行ってはいけない
たとえ塗装であっても、団地の浴室を勝手に手を加えてはいけません。
コーティングが剥がれた、浴槽にヒビが入ったなどで塗装が必要になった場合、かならず役所や管理事務所などの適切な機関に施工の可否を問い合わせましょう。
リフォームや塗装などの修繕は、団地に限らず賃貸住宅であれば必ず大家さんの許可が必要となります。
注意点②壁の撤去はNG
浴室塗装ではなく、システムバス入れ替えで浴室を広くしたいといった場合も、団地では制限があります。
団地では、建物の強度を維持する関係で壁を撤去することはできません。
塗装できれいにしたり、ユニットバスからユニットバスに入れ替えしたりという程度は問題ありませんが、壁を撤去して浴室を広く確保するような大規模なリノベーションはできないケースが大半です。
注意点③設置した設備を撤去しなければならない
都営住宅や県営住宅、市営住宅といった公営住宅の場合、浴槽などの設備がついておらず、入居時に自身で好みのメーカーのものを設置できるケースもあります。
こうしたケースでは、入居時に設置したものは、退去時に撤去する必要があります。
浴槽や給湯器を設置する場合は、こういった点にも注意しておきましょう。
団地の浴室の塗装にかかる費用相場
浴室内の塗装は高い技術が必要なため、ある程度の費用が必要となります。
浴室全体を塗装するのであれば、25万円~50万円前後は予算を見積もっておくと安心です。
システムバスを設置する価格と比較すれば、浴室塗装のコストパフォーマンスは非常に良いと言えます。
浴槽の塗装にかかる費用
大きさや材質にもよりますが、浴槽の塗装にかかる費用の相場は、15万円から25万円程度です。
浴槽を丸ごと交換するとなると、最低でも10万円は必要となります。
既設の浴室サイズに合う浴槽があれば交換も可能ですが、ドア入り口から浴槽が出し入れ出来なかったり、ぴったり合うサイズが無い場合は、塗装でキレイにする方法をお勧めします。
壁の塗装にかかる費用
壁を塗装する場合は、10万円から20万円程度の費用が必要となります。
壁の貼り換えとなると、30万円近くの金額になることもあります。
塗装で済ませてしまった方が、コストを抑えることができる場合もあります。
天井の塗装にかかる費用
浴室の天井は、5万円から10万円程度で塗装することができます。
天井だけの施工であれば、塗装、パネルの貼り換え、化粧フィルムで貼り替えといった工事の間に、そこまでの相場の違いはありません。
気になる部分が天井に限られる場合は、塗装以外の方法も選択肢に入ってきます。
天井の塗装はいつすべきか
浴室の天井塗装を行うタイミングには、サインがあります。
こちらの記事では、どんなサインを見つけたら塗装を行うべきなのか、業者に依頼する際のポイントなどを記載しております。
天井の塗装をお考えの方は、是非ご覧ください。
浴室の天井塗装をするならいつがベスト?良い業者選びって?
団地の浴室を塗装するサイン
浴室内のヒビ割れやカビ汚れは、放置しているとそこからどんどん劣化が進んでしまいます。
団地の浴室でも、修理が必要なサインを見落とすことなく適切なタイミングで塗装を施し、耐久性を保ってきれいな浴室を維持するように心がけましょう。
サイン①塗装のコーティングが剥がれてきた
経年とともに、塗装のコーティングが剥がれてしまうことがあります。
剥がれた部分から傷がだんだん目立つようになり、汚れもカビもつきやすくなってしまいます。
衛生的にも良くない状態となるので、健康被害が出る前に適切に対処しましょう。
サイン②浴槽などの表面にヒビが入った
浴槽表面などにヒビが入ると、ヒビ割れの部分から水が浸入したり、材質によっては亀裂が進みます。
さらに団地で注意したいのが、下の階への水漏れ被害です。
水漏れ被害が出る前に、適切な修理塗装をして、事故を防ぎましょう。
サイン③掃除をしても汚れやカビが取れない
団地の浴室を塗装するサインとして、気にかけておきたいのが、清掃してもカビが取れなくなったときです。
浴室の壁や天井に付着して取れない状態であっても、カビは健在です。
放っておくと、大量の胞子を浴室内にまき散らしていることになります。
こうしたカビを放置することで、浴室内にカビが繁殖し、最悪のケースでは健康に害を及ぼすことも。
見た目の悪さに限らず、人体にも害のあるものですので、カビが取れなくなったら、早めに塗装などでのリフォームを検討しましょう。
団地の浴槽も正しい手順で塗装して快適に
団地の場合、浴室のリフォームをするにしても、費用や手間を最低限に抑えたいと考える人が多いのではないでしょうか。
浴室の塗装は非常にコストパフォーマンスが良く、貼り換えや交換に比べて工期も短いので、手軽に取り入れやすい補修方法です。
塗装が必要なサインを見逃さず、予算を抑えて清潔で過ごしやすい浴室を維持しましょう。
団地のように制約があって大掛かりな浴室リフォームができないなら、壊さない塗装リフォーム技術をもったバスシステムデザイン研究所にご相談ください。
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