浴室の天井が経年によって劣化してしまったり、清掃してもカビ汚れが残ってしまったりするなら、全面リフォームも良いですが、部分塗装もおすすめです。

今回は、浴室の天井について。
塗装が必要なタイミングの見極め方や、適切な相場や業者の選び方についてご紹介していきます。

浴室の天井の状態が気になるなら、ぜひチェックしてみてください。

 

塗装の必要が生まれる天井の種類

浴室の天井にもさまざまなタイプがあります。
再塗装が必要となるのは、主に在来浴室と呼ばれる浴室の天井です。

もともと耐久性の高いユニットバスやシステムバスであれば、再塗装が必要となることはあまりありません。
しかし、在来浴室では塗膜の内側に水分が入ってしまい、塗装が浮いて剥がれてしまうことがあり、再塗装が必要となるケースがあります。

天井の塗装が剥がれて浮いてしまっていると、ボロボロと落ちてきたり、剥がれ部分から水分が入り込むことでカビが生えたり、さらに内部が老朽化していきます。
塗装の剥がれを見つけたら、早めに対処することをお勧めします。

 

浴室の天井を塗装するサイン

浴室天井の塗装が必要となるケースでは、以下のような症状が目につくようになると塗り替え時期です。
こうしたサインを目安に、浴室天井の塗装を検討してみてください。
まずは、自宅の浴室が以下に該当するのかチェックしてみましょう。

サイン①天井の塗装が剥がれてきた

在来浴室の天井の塗装が浮き、剥がれてきてしまっている状態です。
この状態を放置すると、塗装が浮いている部分から水分が入り込み、さらに浴室の天井内部の素材を劣化させてしまうことも。

塗装の剥離を確認したら、再塗装を検討することをおすすめします。

サイン②天井のカビが取れなくなった

清掃しても天井のカビが取れない状態になった時には注意が必要です。

浴室天井のカビを放置してしまうと、カビから発生する胞子が天井から浴室の壁や床に降ってくることとなります。
これが、浴室全体にカビが繁殖する原因となるのです。

また、カビの胞子が降ってくるということは、浴室を使っている人もそれを吸引していることになります。
健康被害を招いてしまう可能性もありますので、どうしても落ちないカビがあるなら塗装でコーティングし、カビの発生や付着を防ぎましょう。

サイン③天井のデザインに飽きを感じた

経年とともに感じることの多い「飽き」も、立派な塗装の理由となります。

何年も同じ浴室を使っていると、「悪くはないけれどもう少し今の自分の好きな色にしたい」といった思いを持つこともよくあります。

入浴の時間は忙しい現代人の日常において、数少ないリラックスの時間となっています。
浴槽にゆっくりと浸かっているときに見上げた天井が、美しく好みの色であれば、より深くリラックスできて気分転換にもなります。

 

個人で行う場合と業者で行う場合はどちらがおすすめ?

浴室の天井塗装は個人でもできないことはありません。

手順を間違えず、比較的湿度が低い日に実行すれば、より美しい仕上がりが望めます。
しかし、当然ながら塗りムラを出さず均一に塗装するためには、それなりの技術が必要となります。

浴室塗装には準備すべきものも多く必要です。
日頃からDIYでいろいろと作ったり、塗装したりしている人であれば、問題なく揃えられますが、塗装自体が初めてといったケースでは、必要な道具を揃えるのも簡単ではありません。

浴室の塗装は、専門の塗装業者にとっても難易度の高い作業です。
塗装自体が初めてという人はもちろん、塗装に慣れているという人も可能であれば専門の人に任せたほうが安心です。

 

優秀な業者を選ぶポイント

塗装難易度が高い浴室の天井塗装では、業者選びにも慎重さが求められます。
優秀な業者を選ぶポイントは以下の通りです。
これらのポイントを参考に、浴室の天井塗装を依頼する業者を選んでみてください。

ポイント①確かな技術力を持っているか

当然と言えば当然ですが、一番重要なポイントです。
浴室の塗装には高い技術が求められ、それなりに経験が必要となります。
確かな技術力のある業者を選ぶことが、満足のいく施工の鍵となるのです。

業者の技術力を測る方法として、「FRPライニング」が可能かどうかを聞いてみるという方法があります。
FRPライニングとは、FRPに空いてしまった穴や割れなどに対してFRPを成形し修繕する施工です。
FRPライニングは高い技術力が求められる施工であり、これが可能な業者であれば、浴室塗装を任せても問題はないでしょう。

ほかにも、どのくらいの施工実績があるのか、経験年数は5年以上か、といったことも確認すると業者を絞りやすくなります。
施工写真や施工実績をチェックしたり、直接問い合わせて質問をしてみるなどして、積極的に情報収集するようにしましょう。

ポイント②事前に見積もりが取れるか

事前に無料の見積もりに対応してくれているかどうかも、業者選びにおいて重要なポイントです。
無料の見積もりを取り、しっかりとコンタクトの取れる業者でなければ、実際の施工についての細かい要望も上手く伝わらない可能性があります。

事前の見積もりをいとわず、細かい質問にも応えてくれる業者なら信頼できます。
迅速な対応や、予算内での相談など適切に対応してくれる業者を選びましょう。

ポイント③適正な価格であるか

見積もり価格が不当に高額でないことを確認するのはもちろんですが、不当に高額でなければ良いというわけではありません。

見積もり価格が安いのであれば、そのほうがメリットは大きいように感じます。
しかし、実際に施工してみたらあれやこれやと上乗せされてしまい、結局は見積もりを遥かに超える金額を請求されるというケースもあります。

見積もり内容を詳細に確認し、追加費用の発生があるかなどをきちんと把握したうえで検討しましょう。

ポイント④アフターフォローが充実しているか

浴室内の塗装は非常に難しく、技術を持っているプロでもきれいに仕上げるのは難しいエリアです。
塗装施工が終わった直後は問題がなくても、後日不具合が発生することもあります。

浴室の天井塗装では、施工後のアフターケアも充実している業者を選ぶようにしてください。
ある程度高い技術を持っている業者は、必ず一定の保証がつけられています。

塗装部分に問題があった際、無償で対応してくれるかどうかもしっかりとチェックしておきましょう。
事前に保証対象の内容を確認したり、アフターケアもしっかり相談できる業者を選ぶのがベストです。

 

浴室の天井を塗装する場合の相場

浴室の天井塗装の予算相場は、だいたい4万円から10万円と言われています。
当然、浴室天井の面積や状態、浴室タイプによっても塗装方法や金額は変動します。

浴室の天井塗装を考える際には、この相場を基準に見積もり金額を検討しましょう。
想定以上に高額の見積もりとなった場合には、天井の状態などもきちんと確認し、どのような作業が必要で、どんな追加予算が発生するのかを把握しておきましょう。

 

浴室の天井は塗装できれいにして快適なバスタイムを

浴室の天井といえば、浴槽に浸かってのんびりしているときに一番目につく部分です。
汚れや劣化が目立ったり飽きてしまったりしたのでは、せっかくのリラックスタイムが台無しとなってしまいます。

浴室の天井は、塗装をすることで美しい状態を取り戻すことができます。
適切な業者に施工を依頼することで、見た目はもちろん耐久性も上げて清潔な浴室を簡単にキープできるようになります。
バスシステムデザイン研究所では、天井塗装による浴室リフォームを行っております。
浴室天井を塗装して、一日の疲れを癒す空間を手軽にグレードアップさせたい方には、弊社のサービスであるヌリフォーム®をぜひご活用ください。