浴槽塗装はリフォームよりも安価で、耐久性もリフォームと変わらないため、検討される方も多いですが、重要なのは業者選びです。
見積もりを取ってみたら高額な金額でだされることもあり、何が正しいか判断に迷います。

今回は、優秀な浴槽塗装業者を見分けるポイントや、費用について詳しくご紹介していきます。

 

優秀な浴槽の塗装業者を見分ける5つのポイント

非常に難易度の高い浴槽塗装は、依頼する業者を間違えてしまうと思わぬトラブルに発展してしまいかねません。
塗装業者を選ぶポイントについてそれぞれ解説していきますので、これから依頼する業者がきちんと該当しているかどうか見極めましょう。

ポイント①対応できる塗装の種類

浴室や浴槽の塗装を依頼するのは塗装専門というより、浴室塗装を専門としている業者です。

その浴室のなかで、対応できる塗装の種類が豊富であれば、任せるのには安心です。
施工実績の写真などから、どのような材質の浴槽を塗装しているのか、グリッターやパールなど装飾の塗装も行っているかなどで対応できる塗装の種類をある程度把握できますし、直接聞いてしまっても良いでしょう。

特に、ステンレス浴槽やホーロー浴槽の塗装も対応している場合は、これらの大変難しい塗装もこなせているので、経験を積んでいる業者と言えるでしょう。

また、よく言われているのがスプレーガンを使用した塗装が可能かどうかも抑えておきたいポイントです。
ペンキ屋さんが水性ペンキを使用してハケやローラーで浴槽を塗装するケースもあるので、スプレーガンを使用して油性塗料で吹き付け塗装をしているかどうか確認してください。浴槽に水性ペンキを塗布しても、長持ちせず剥がれてトラブルになるケースがあります。

ポイント②経験を積んでいる業者かどうか

塗装の種類の部分で少し触れましたが、スプレーガンを使用して塗装ができる職人さんはある程度経験を積んでいると言えます。
ほかにも5年以上のキャリアがあれば、それなりに経験は積んでいるはずです。

そしてここでのキャリアも、ただ5年以上の経験があるだけではなく、色のついた塗料を使った塗装の経験が5年以上かどうかも重要です。

5年以上という基準については、万が一塗料が定着していない場合に剥がれてきてしまう時期が塗装から2~3年程度だからです。
施工不良の場合は、1年以内に剥がれてしまうケースが多いです。

もしそこで技術がなく対応できないのであれば、そのまま業界で生き残っていくことはできません。
万が一剥がれても対処できる職人さんが居るからこそ、5年以上仕事が続いているのです。
こうした業者は基本的に剥がれない塗装を前提に施工しており、万が一剥がれても保証してくれますので、信頼できます。

また、問い合わせをした際に、施工方法や質問にきちんと答えてもらえるかどうかもポイントになります。

ポイント③塗装の色を指定できるかどうか

浴室塗装には大きく分けて2種類あり、ひとつは再生目的の綺麗にするための再生コーティングと、もう一つは浴槽に汚れをつきにくくするための保護コーティングの2種類に分かれます。
この塗装の使い分けが可能かどうか、業者が対応している浴槽塗装が再生コーティングなのか保護コーティングなのか見極めるポイントになります。

古くなって劣化してしまった浴槽を綺麗にしたいという目的があるのなら、色付きの塗装でないとキレイにならないので、色指定ができるかどうかもしっかりと確認しておきましょう。
保護用のコーティングは透明で、目的が全く違いますので、依頼する際にも間違えないようにしましょう。

ポイント④亀裂などの補修も行えるかどうか

浴槽塗装は塗るだけではなく、ひび割れやクラックなど劣化した浴槽の修繕も必要です。
この作業がしっかりできるかどうかで、浴室塗装を専門に施工しているかどうかを判断できます。

浴槽塗装は非常に難易度が高いので、最低限FRPライニング(亀裂補修)ができる業者を選びましょう。
補修が可能かどうかは、直接業者に質問をして確認してみましょう。

FRP素材や人工大理石にあるヒビや傷、穴を修繕できない業者は避けた方がいいかもしれません。
実際こうした技術は塗装の腕以前に、塗装を長持ちさせるための適切な下地処理です。塗装前の下地処理を怠ると耐用年数に大きな差が出ます。
浴槽塗装は下地処理がいちばん重要ですので、必ず確認しておきましょう。

ポイント⑤塗装後に補償が効くかどうか

浴室の塗装は非常に難しく、高い技術を持っていたとしても、稀に2年から3年程度で塗装が剥がれてしまうことがあります。
しかし、腕のいい職人さんなら直ぐに修繕できますので、保証期間内なら無償で対応してくれる業者がほとんどです。

保証がついていても無償で対応となっていないこともあるようなので、この場合は無償で対応してくれる業者を選ぶようにしましょう。
浴槽の塗装は非常に難しいので、高い技術を持った職人さんが対応してもこのように剥がれてしまうことがあるのです。

基本的には一度対応した塗装は剥がれないことが前提ですが、こうした万が一の事態に備えて対応策をだしていてくれると、業者としても信頼できます。

 

浴槽の塗装にかかる費用

浴槽の塗装にかかる費用相場としては、だいたい15万円から25万円前後です。
浴槽の種類や塗料によっても価格は変動します。

しかし、実際にユニットバスを入れ替えようとすると50万円から100万円程度の金額が必要になることがありますので、塗装はこれよりもぐっと費用を抑えることができます。
浴槽のリフォームでお金がかかってしまうのは、入れ替えるユニットバスの値段に加え、複数人の職人が対応する人件費がかかるからです。

そこに加えて、壁を壊して元々あるユニットバスを解体撤去する必要もありますので、工事費用も必要です。
もちろん浴槽の材質によってこの費用は変動しますし、破損状況が酷い浴槽なら交換のほうが良い場合もあります。

また、職人さんによっては全国出張に対応してくれる場合もありますが、その場合の出張費などが料金に含まれる場合があります。
せっかく安価で済む塗装ですが、こうした費用が上乗せされることで、交換やリフォームに近い金額になってしまう可能性があるのです。
事前に見積もりをしっかり行い、費用としてのメリットが消えないようにしましょう。

 

浴槽を塗装する際になるべく費用をおさえるためには?

浴槽塗装で費用が抑えられるのは、余計な工事を入れずに塗装のみで済ませることが可能だからです。

長年大事に使用してきたとしても、経年による軽微なヒビや傷み、変色は避けようがありません。
そこまで破損状態が酷くないのであれば、大掛かりなリフォームは必要ありませんので、ほかの工事を追加しなければ工事費用をおさえられます。

また、必要箇所のみの対応でも、さらに保護コーティングやラメなどの装飾塗装などが入ると費用が掛かりますので、余計なコーティングが不要と感じるのであれば断ってしまうのも手です。
色付きの浴槽塗装のみでも十分綺麗になりますので、それ以外が不要なら抜いてしまっても特に問題はありません。

費用をできるだけおさえるポイント

  • 必要箇所のみ対応してもらう
  • 不要な工程やコーティングは断る

そのほかにも複数の業者に見積もりを依頼する、見積もりの際に予算を伝え入念に相談する、といった方法も重要です。
要望や予算をしっかりと伝えて、予算をはみ出さないようにしておきましょう。

塗装を個人で行うことも可能?

浴室塗装の費用を抑えるために、個人で行いたいという方もいらっしゃるでしょう。
こちらの記事では、個人で行う場合の費用や必要な道具などを記載しておりますので、気になる方は是非ご覧ください。

浴槽塗装にかかる費用とは?自分でできるものなの?

 

信頼できる業者に依頼するなら

浴槽塗装はただ塗るだけではなく、そこに至るまでに多くの工程が必要です。
また、いざ塗装する段階になってみると、より高い技術が必要となりますので、業者選びは重要です。
塗装できる材質や種類が豊富か、5年以上の実績があるか、透明のコーティングではなく色の変更のできる塗装なのか、亀裂などの修繕ができるか、保証期間はあるのか、というのはしっかりと抑えておきたいポイントです。

ちゃんとした業者に依頼することによって、価格を抑え、新品に近い綺麗な浴槽を実現できるようになります。

バスシステムデザイン研究所は確かな実績を持ち、予算に合わせた提案でしっかりご相談いただけます。
信頼できる業者を探してもどこにお願いすればいいのかお困りでしたら、弊社に浴槽塗装をご依頼ください。